伊豆で絶対に行ってほしいおすすめ観光スポット10選
更新日:2019年08月06日
静岡県に位置する伊豆半島は日本とは思えないほど自然豊かでどこか独特な雰囲気すら感じさせます。
今から60万年前に南の島に位置していた伊豆半島が現在の場所に衝突しました。
そして少しずつ少しずつ本州の中に押し込んでいき現在のような形になったのは、およそ20万年前だと言われています。
もともとは平坦だった場所に伊豆半島が押し込まれていったので、湾が形成され伊豆地方一体は漁業が盛んに行われているようになっています。
独特の景観や美味しい食事など観光名所が多く都心から近いこともあり、週末になると連日大勢の観光客で賑わっています。
ここでは、伊豆で絶対に行ってほしいおすすめ観光スポット10選についてご紹介していきます。
1.潮吹き岩
伊東から川奈に向かう途中の潮吹き岬にある潮吹き岩です。
崖の縁にある入口の絞られた洞穴に大波がかかると、中の空気が圧縮されてドーンという音とともに、勢い良く汐吹雪を噴き上げるのが特徴です。
条件が良いとその高さは十メートル以上にもなり壮観。
こういった岩は全国各地にあるが、見られる条件が限られたりして行けば見られるという訳ではありません。
ただ、伊豆の潮吹き岩は季節の条件はありませんので、一年中見ることが出来ますが、波の高低差と潮位が高くないと大きな潮吹きが見られません。
この岩は海面とぶつかる場所に波で侵食されて隙間が生じています。
ここに波がくると、傾斜効果によって空気が岩の中に閉じ込められる現象が発生します。
すると空気の逃げ場が無くなり、圧縮された圧力として岩の内部に溜まります。
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しかし波は少ない時間に何度も何度も押し寄せるので、この空気の層は出来ては無くなり、出来ては無くなりを繰り返していきます。
潮位の変動により波が岩のくぼみに入ってそのまま外から空気が入らないような状態が続くと、いよいよ圧縮された圧力と水面の高低差による圧力のバランスが反転するようになります。
そして、出靴が水面下にあるうちに噴出現象が発生するのです。
こうした変化というのは毎年どんな季節でも観察が可能です。
ですが、常に水面に面している場合ですと岩の中に空気が溜まることができないので難しいでしょう。
なので潮位が少し下がっている時間帯などが狙い目で、近くまで行けませんが十分壮大な景観を楽しむことができる、伊豆半島の中でも人気が高い観光名所となっています。
この付近には「潮吹き公園」と呼ばれる観光場所があります。
公園といっても子供が遊ぶような遊具等はありません。海が近くにありますから素晴らしい景色を楽しむ場所です。
駐車場も無料で完備されていますから、潮吹き岩に立ち寄る際にはついでに寄ってみると良いでしょう。
この場所は潮だまりが多いので、磯としての機能が十分になされていますので貝類などが比較的簡単に採ることができます。
夏場前になると潮干狩りとして多くの家族連れで賑わうところでもあります。
ただ、サザエなどを採るのは禁止されているので注意しましょう。
2.大瀬明神の神池
大瀬明神の神池は静岡県沼津市、伊豆半島の北西端から北へ突き出した大瀬崎の先端にある最長部の直径がおよそ100メートルほどのある池のことです。
なぜこの池が神池と呼ばれているのか?
そこには不思議な現象が付きまとっているからです。
また、あまり観光地としては有名ではありませんので、観光客はそこまで多くはありません。
休日でも混雑するような場所ではないですから、ゆっくりと伊豆を観光したいときに参考としてみるのも良いかもしれません。
大瀬明神の神池は伊豆七不思議のひとつに数えられています。
国の天然記念物である「ビャクシンの樹林」に囲まれてはいるものの、海から最も近いところでは距離が20メートルほど、標高も1メートルほどしかなく、海が荒れた日には海水が池に吹き込むことが多々あります。
それでも大瀬明神の神池は淡水扱いで、カイやフナ、ナマズなど海水では生きていくことができない淡水魚が多数成育しています。
駿河湾を挟んで北方およそ50キロメートルの富士山から伏流水が湧き出ているとする説が有力ですが、海水面の上下に従って水面の高さが変わるとも言われているので、一概にそうともいえません。
何故淡水池になっているのかいまだに解決されていない不思議な池で、古くから様々な言い伝えがあります。
たとえば、池を調べたり魚や動植物を獲ったりする者には祟りがあるとされ、実際に池の水が層状に分かれていた場合などに機材や人などが池に入ると、取り返しのつかない環境破壊となる恐れや、透明度が低く、池の底などを調べるのが困難で、現在も明確な調査が行われていません。
この場所は引手力命神社の境内地であるため、拝観時間は日の出から日没までとされており、拝観料が必要となります。
そして魚や動植物の採取は文化財保護法などにより固く禁じられています。
3.出会い岬
戸田の港と町並み、大きく広がる大海原の先には富士山とすそに広がる町並みなどを確認できる、日本を代表する展望台として有名なのが出会い岬です。
駐車場は無料ですが台数が限られていて、見晴らしが素晴らしいため、観光客がとても多い場所です。
できれば平日の昼間などに立ち寄り静かな時間を堪能したいところです。
道沼津土肥線(県道17号線)を井田方面に向かう途中にある外沢海展望地です。
天然の良港「戸田港」とそれをゆるやかに包む御浜岬、正面は雄大な駿河湾、右手に長い裾野をたなびかせる富士山がなんともいえない雄大さを見せ付けています。
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その全てが一望できる最高のポイントです。
春夏秋冬、それぞれの趣をたたえたここからの眺めは、とても言葉では言い尽くすことができないと言われています。
身障者用のトイレも設置してあります。
ここに訪れた人には良い出会いがあるという言い伝えも多く、若い人がドライブがてら立ち寄るところとして人気なだけでなく、シニア世代の憩いの場としても活用されています。
世界遺産に登録された富士山を眺めながら、大海原の広々とした景色を楽しむ。
これができるのは日本でも恐らく出会い岬だけでしょう。
伊豆半島ならではの景観を心行くまで堪能できる場所です。
4.伊豆・三津シーパラダイス
静岡県沼津市にある水族館として知られているのが伊豆・三津シーパラダイスです。
日本ではじめてバンドウイルカやセイウチ、ラッコの飼育を行ったことで知られています。
ラッコに関しては日本ではじめて繁殖に成功し、1985年に日本動物園水族館協会の繁殖賞を受賞しました。
また、イルカショーも有名であり「イルカの海」でバンドウイルカ・カマイルカ・オキゴンドウによるショーが行われた後、隣接の「海獣の広場」でカリフォルニアアシカ・トド・カマイルカによるショーがオムニバス形式で行われています。
地元駿河湾を中心とした魚類などの展示も見逃すことはできません。約300種3500匹の海の仲間たちが待っています。
交通アクセスとしては、伊豆・三津シーパラダイスは静岡県道17号沼津土肥線沿いに立地しています。
立体駐車場があるもののシーズン期(5月から10月)には混雑が予想されます。
伊豆箱根鉄道駿豆線伊豆長岡駅からシーパラダイス入り口まで伊豆箱根バスによる路線バスが運行されています。
駅間の所要時間は30分ほどで、時間帯にもよりますが概ね15分程度の間隔で運行していて、交通の便はとてもよいです。
1980年代後半からは当館の宣伝を兼ねた特別塗装の車両を運行していることでも知られています。
シーパラダイス立体駐車場前の県道沿いに沼津登山東海バスの「伊豆三津シーパラダイス前」バス停留所があり、沼津市街地やあわしまマリンパーク前などから向うことができます。
しかし、1時間に1〜3便程度の運行本数と、市街地間で50分ほどかかる所要時間、運賃の高さから伊豆箱根バスより利用者は少ないです。
5.室岩洞
江戸時代から昭和29年ごろまで、伊豆石を採掘していた場所として知られているのが、室岩洞です。
伊豆半島にしては珍しく無料で観光できるとして、多くの人が訪れる場所です。
切り出された石は奥側にある出口から海岸まで運び出し船で輸送をして、江戸城の石垣に使われたといわれています。
洞内は約2000平方メートルの広さがあり、内部を巡る遊歩道はおよそ180m。地下水が溜まって澄んだ水たまりになっている場所もあります。魚等は泳いではいませんが、とてもキレイです。
内部の構造はとても複雑で危険なため内部でも立ち入りが禁止されているエリアなどがありますから、注意をしておく必要があるでしょう。
見学時間に指定はされていませんが、洞窟内ですので暗いです。
その対策として電球が整備されており灯りを確保してくれています。
しかし、この照明は8時30分から17時までとなっており、無人のため自動で消灯します。
夜になると辺りは真っ暗になりますから、消灯してからの洞窟内探索は危険が伴うということもあり、自粛が呼びかけられています。
室岩洞は、道路の脇にある崖から降りていきます。
手前には場所の看板が掲げられていますが、一見すると見落としてしまいがちになるので注意して進みましょう。
専用駐車場も設けられておりトイレも備わっています。
松崎町が管理しているので、室岩洞までいく道中も決して悪路という訳ではありません。
普通の靴でなんら問題なく下りることができるでしょう。
6.あいあい岬
石廊崎から県道16号を西に少し行き右カーブをまわったところにあるのがあいあい岬です。
ここは、小さなみやげ物店(喫茶)と展望用の駐車場(無料)がありますので目印としては十分でしょう。
駐車場に隣接する中木から三ツ石岬までの海岸線を楽しむことができるお手軽な景勝地です。
見ごろはなんといっても夕方でしょう。伊豆半島は日本一夕日がきれいな場所とも言われています。
あいあい岬から見る夕日ままさに絶景の一言。常に多くの観光客がシャッターチャンスを待ち構えているのも頷けます。
こうした場所は年々少なくなりつつありますが、昔から変わらず夕日を眺めることができるので、シニア世代にとっても思い出深い場所として人気なのだそうです。
岬から見下ろす景色は圧巻の一言であり、絶壁を下りた海岸線では、夏は海水浴場として近くの港から船で送迎してくれています。
自力で下りるのは不可能な場所ですから、プライベートビーチのような感覚で海水浴を楽しめるので、知る人ぞ知る海水浴場となっています。
絶壁の下で泳ぐのもなかなか悪くはないのではないでしょうか。
7.石廊崎
伊豆半島最南端の場所であり、太平洋を一望できる観光地として人気なのが、石廊崎です。
太平洋に突き出たこの岬より西側は駿河湾、東側は相模灘です。
岬の先端部分には石廊埼灯台、その先には石室神社、最突端には熊野神社の祠があります。
岬の突端からは沖合いで、伊豆半島を迂回する大型タンカーや、フェリーの列が昼夜問わず視認できます。
石廊崎の気候は、冬は暖かく気温が氷点下になることは滅多にありません。
雪も年に1度降るかどうかなほどです。
夏は他のところと比べると低く、静岡のように35度を越えるようなことはありません。
石廊崎周辺にある石廊崎漁港は釣り場として知られており、遊覧船の発着地点にもなっています。
高さ100mに達する切り立った断崖が続いています。
断崖上からは東に蓑掛岩、南東に神子元島、さらに大島、新島、三宅島、御蔵島などの伊豆七島を一望する雄大なパノラマが展開します。
8.弓ヶ浜海水浴場
砂浜が弧を描いていて知られているのが、弓ヶ浜海水浴場です。
長さ1.2kmと幅40mと南伊豆町最大の海水浴場。
河津町の今井浜、下田市の白浜と並んで伊豆3大美浜に数えられるほどです。
また平成8年に「日本の渚百選」、平成18年に環境省選定の「快水浴場百選」に選ばれているだけに、伊豆半島で一番美しい海水浴場として例年多くの観光客で賑わいます。
9.下賀茂温泉
伊豆最南の温泉で、田園風景のなかを流れる青野川をはさんで旅館が点在しています。
湯は高温で量が豊富で、あちこちに自噴泉が湯けむりを上げていることで有名。
伊豆は温泉というイメージを持つ人は多いかもしれませんが、その中でも最良の質を誇っているとも言われています。
近くには温泉熱を利用した下賀茂熱帯植物園や、日本の渚百選に選ばれた白砂の美しい弓ケ浜などがあるので、観光名所を巡る途中で休憩がてら温泉につかりながら疲れを癒すこともできるでしょう。
もちろん温泉街になっているので宿泊施設などは充実しています。
「道の駅」下賀茂温泉湯の花が2009年2月にオープンした無料休憩施設として知られています。
観光案内所をはじめ、地元の新鮮野菜が販売している直売所や、地元芸術家による展示館、公衆トイレ等が整備されているので、ドライブがてら立ち寄るところとしては嬉しい場所です。
温泉効果は胃腸病、外傷、骨折、火傷、婦人病、糖尿・肥満等に効果があるとされています。
伊豆半島は西、東、南とエリアに分かれて紹介されますが下賀茂温泉は伊豆南部に位置しており、上記にも紹介したように弓ヶ浜海水浴場や石廊崎など様々な観光名所が並んでいます。
伊豆南部に観光に行く場合には、下賀茂温泉を拠点として動くとスムーズに観光場所を巡ることができ、ツアーを組むトラベラーカンパニーも多いのです。
10.伊豆シャボテン公園
動物とサボテンを中心としたテーマパークとして知られているのが、伊豆シャボテン公園です。
1959年10月に開園しました。
サボテンや多肉植物を集めた温室があり、カンガルーや野鳥、カピパラなどの動物や鳥類などが飼育されています。
カピパラの飼育舎には温泉が引かれていて、カピパラの入浴する姿を楽しめるので有名です。半獣半島の荒原竜の像がシンボル。
特撮作品のテレビ・映画のロケ地に良く使われる場所であり、小学生の学校行事である移動教室で訪れる旅行先などとしても有名です。
一番のメインはなんといってもサボテンです。
5つの温室があり、南アメリカ館、アフリカ館、マダガスカル館、メキシコ館、森林性シャボテン館(ジャングルのシャボテン)に分かれおり、様々なサボテンを楽しめます。
サボテンは日本人にはあまり馴染みがありませんが、産地によって様々な形をしていて、伊豆シャボテン公園で確認できます。
また知られていない事実としてサボテンは食べられます。
美味という訳ではありませんが、栄養が豊富で、海外では重要な栄養源になっているようです。
園内ではサボテンを食べることができるので、観光として訪れた人は驚きながらも食べています。
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