名古屋に来たらぜひ行ってほしいオススメ観光スポット8選
更新日:2019年08月06日
日本三大都市として数えられており、日本の経済活動を支えてきているのが愛知県名古屋市です。
東京と大阪の中間地点に位置しており、昔から貿易が盛んだっただけではなく工場地帯としても栄えてきました。
その名残から、現在でも大都市を形成しており、多くの観光地が存在していることでも知られています。
ですが、東京と大阪という二大都市に阻まれており、少し観光地としての色合いを見せることが出来ていない部分も指摘されています。
ここでは、名古屋に来たらぜひ行ってほしいオススメ観光スポット8選についてご紹介していきます。
1.山崎川四季の道
名古屋市端穂公園のある中流域までの川沿いには、広範囲にわたって桜の木が植えられています。
これらは「山崎川四季の道」として知られており、日本さくら名所100選にも選ばれています。
市民だけではなく、県内外からも多数の観光客が訪れる、名古屋を代表する観光スポットです。
2013年には名古屋市が公募した「まちなみデザイン20選」にも選定されるなど知名度は抜群です。
付近ではシーズンになると露店が立ち並ぶなどの賑わいを見せており、古来から日本で楽しまれてきた「桜鑑賞」を今の時代においても、尚色あせることなく賑わいを見せている名古屋で楽しめます。
桜が咲いていない時期においても、葉桜が一面に広がりを見せる5月以降は、新緑の季節として相応しい景観を川べりで楽しむことが可能です。
桜がキレイなのは春の開花シーズンだけではありません。
その後の緑の美しさは、どんな木でも勝ることができないと言われています。
江戸時代には、この付近で絶えずお祭りが開催され、この地域が名古屋市屈指の観光名所になっている由縁ではないかとも言われています。
スポンサーリンク
1987年には建設省(現在は国土交通省)から「ふるさとの川モデル河川」に選ばれています。
これは、日本人は川と共に生活を続けてきたという観点から、川を大切にしその景観をいつまでも美しく保つようにと、願いから始まった河川選定になります。
ふるさとの美しい風景をそのまま残すことが、大都市であろうとも忘れてはいけない部分になります。
名古屋市は三大都市として成長してきました。
ですが、その裏には景観や環境に、とことんこだわる努力が隠されていて「山崎川四季の道」で感じれます。
名古屋市においては白鳥公園周辺の桜鑑賞スポットと同じように名前が挙がるだけでなく、観光パンフレットには大抵春のシーズンになると、この場所で撮影された写真が使われることが言われています。
2.トヨタテクノミュージアム産業技術記念館
トヨタテクノミュージアム産業技術記念館は、名古屋市西区にあり、トヨタグループが運営する企業博物館です。
愛知県は、高度経済成長時から産業が発展した場所でもあり、その活躍は日本を先進国に押し上げる原動力ともなりました。
この付近一帯には、農村部が多数あり、その当時は出稼ぎ労働者が豊富に存在していて、愛知県が産業都市として発展したと大きく関係しています。
代表的な日本企業としてその名前は全世界に広がっているのが「トヨタ」です。
愛知県豊田市は、まさにこの企業が躍進したことがきっかけにして、関連した名前にした代表的な市でもあります。
それだけ産業とのかかわりが強い愛知県ということもあり、産業技術記念館が名古屋市に開設する流れとなったのです。
概要としては、豊田佐吉により1911年に建設され1918年にレンガ造りの建物に改築された「豊田自動織布工場」の跡地に、工場建物も利用する形で開設された企業博物館という位置づけです。
展示は大きく繊維機械に関するものと自動車に関するものの2種類があり、それぞれが「繊維機械館」「自動車館」に納められています。
またかつての豊田紡績本社事務所も敷地内で修復され、「トヨタグループ館」として佐吉による設計図や取得した特許証などのゆかりの品が展示されていますので、トヨタがどのようにして発展していったかの初期を感じれるでしょう。
展示物は動態保存されているものが多く、技術の進歩を実演で感じることができますし、田中久重が製作したからくりの弓曳き童子も展示されています。
3.名古屋港水族館
1992年から開園している全国でも人気の水族館です。
シャチがを飼育している数少ない水族館であり、研究者などからも高い注目を集めている場所です。
2012年には世界でも稀なシャチの人工授精と繁殖に成功しました。
名古屋港水族館は、市民の憩いの場として機能されているだけでなく、県内外からも多数の観光客が訪れる、名古屋市を代表する観光スポットです。
名物であるシャチは、2003年10月より飼育が開始されました。
その当時は珍しいシャチの飼育ということもあり、大々的にマスコミから取り上げられると一時はパニックになるほどの人気が、名古屋港水族館に押し寄せるようになりました。
現在はその混雑は落ち着きつつありますが、常にリピーターの確保に尽力しており、その成果もあり毎年好評となっています。
概要として、名古屋港水族館(なごやこうすいぞくかん)は、愛知県名古屋市港区の名古屋港ガーデンふ頭にある公立の水族館という位置づけです。
一部事務組合の名古屋港管理組合が設置し、指定管理者として公益財団法人名古屋みなと振興財団が管理・運営を行っています。
また、名古屋みなと振興財団の事務局も同水族館内に設置され、研究施設として認知されていると理解できます。
4.熱田神宮
名古屋市熱田区にある神社を「熱田神宮」と呼んでいます。
三種の神器のひとつである、草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)が祀られている非常に格式の高い神社であり、全国各地から参拝に訪れる人で絶えません。
都会の喧騒とは無縁の世界が広がっており、そこが過去から時間が停止しているようにすら感じることができる、不可思議な世界になります。
第12代景行天皇の御代に、日本武尊(やまとたけるのみこと)は神剣を今の名古屋市緑区大高町火上山に留め置かれたまま、三重県亀山市能褒野(のぼの)でなくなられたことが記録されています。
スポンサーリンク
尊のお妃である宮簀媛命(みやすひめのみこと)は、神剣をここ熱田の地にお祀りになりました。
以来、伊勢の神宮につぐ格別に尊いお宮として篤い崇敬をあつめ、延喜式名神大社に列せられ国家鎮護の神宮として特別のお取り扱いを受ける一方、「熱田さま」などと呼ばれ親しまれてきた歴史があります。
約6万坪の境内には、樹齢千年超とも言われている大楠が緑陰を宿し、宝物館には信仰の歴史を物語るものとして、皇室を初め全国の崇敬者から寄せられた「6千余点もの奉納品」が収蔵展示されています。
この数は全国の神社でも特別に高い数字です。
境内外には本宮・別宮外43社が祀られ、主な祭典・神事だけでも年間70余度、昔ながらの尊い手振りのまま今日に伝えられています。
5.名古屋市科学館
市政70周年の記念事業として建設されたのが「名古屋市科学館」になります。
日本でも珍しいオーロラ観察フロアがあると知られています。
築40年以上経過し、老朽化が激しくなり新築を造るようになりました。
現在は2001年にリニューアルオープンした施設が利用されています。
2010年6月10日には、世界最大となるドーム直径35mのプラネタリウムの建設が完了しました。
これは世界的にもニュースになり全世界の科学者を驚かしたと言われています。
プラネタリウムの光学式投影機は、カール・ツァイス製「ユニバーサリウム9型」(type UNIVERSARIUM Model IX)が、デジタル投影装置はコニカミノルタプラネタリウムのデジタルスカイIIが導入され、再現能力が向上しました。
また、プラネタリウムはブラザー工業が2016年3月31日までの契約で命名権を取得した関係で、「Brother Earth」(ブラザーアース)の愛称が付けるようになりました。
なお、旧天文館で使用されていた投影機(カール・ツァイスIV型)は新天文館に移設され、一部機能を稼動可能な状態で展示されていますので、確かめることができます。
また大型展示として、
- 地球上の水の循環をモチーフとし水に触れて楽しめる「水のひろば」
- 高さ8mの「竜巻ラボ」
- 120万ボルトの放電が可能な大型テスラコイル2機がある「放電ラボ」
- マイナス30℃を体感できる「極寒ラボ」
などもありますので、子供が実験を通じて楽しむことが可能です。
2011年11月には、H-IIBロケットの開発試験で使われた機体と、国際宇宙ステーションの日本実験棟きぼうの構造試験モデルが、屋外展示スペースに設置されたと話題になりました。
日本が世界においても宇宙開発でひけを取らないのが伺えます。
さらに、2011年12月、プラネタリウムが、世界最大としてギネス世界記録に認定されました。
6.東山動物園
日本でも有数の観光客数を誇るのが名古屋市にある「東山動物園」です。
2010年の年間入場者数は218万人を記録しており、これは上野動物園に次ぐ日本第二位の記録ということです。
それだけ県内外から多数の観光客が訪れており、人気の高さが伺えます。
59haもの広大な園内には、動物園(本園・北園)、植物園、東山スカイタワー、さらに遊園地が併設されています。
とても1日で遊びまわれないため、近くにはホテルがありますので、宿泊しながら遊びまわることもできます。
この動物園の名物はなんといっても、数百種類もの世界中のメダカ類を、体系的に展示している「世界のメダカ館」でしょう。
平日でも大混雑が予想されるだけはあります。
また、国内では3園でしか飼育されていない希少なペルシャヒョウや、国内では1頭のみと言うドールシープ、ミミセンザンコウも飼育されていることも有名な理由です。
また、屋外飼育で活発に走り回るシンリンオオカミの姿が見られたり、カンガルーを至近距離で見られる「カンガルー広場」、ライオンをガラス越しに見られるなど、動物本来の生態を見せる展示が進められています。
また、ほかの施設では隠蔽されがちな動物の精神的ストレスについても、来園者に対してきちんと説明が行われていることは素晴らしい配慮だと他の施設から賞賛されるほどです。
東山動物園が何故ここまで人気を得ているのかを理解できるでしょう。
園内を走るモノレールとして5両編成の「スカイビュートレイン」があります。
2009年5月4日にコアラ舎の前に車輪の部品が落下する事故が発生したことを受けて運休していましたが、2010年3月18日より運行再開したので、現在は利用可能です。
東山動物園は昭和12年に開園した古い歴史を持つ動物園です。
開園当時は東洋一の動物園とも言われるほどの規模をもっていました。
1984年には日本ではじめてコアラが来日し、コアラ舎には連日大勢の見学客が足を運んだこともあります。
7.名古屋城
日本100名城に数えられており、国の特別史跡として知られているのが名古屋城になります。
別名は金城と言う異名も持っています。
名古屋城は、織田信長誕生の城とされる今川氏・織田氏の那古野城(なごやじょう)の跡周辺に、徳川家康が九男義直のために天下普請によって築城したとされています。
以降は徳川御三家の一つでもある尾張徳川家17代の居城として明治まで利用されており、その存在感は全国に轟くことになりました。
姫路城、熊本城とともに日本三名城に数えられ、伊勢音頭にも「伊勢は津でもつ、津は伊勢でもつ、尾張名古屋は城でもつ」と詠われている。
大天守に上げられた金の鯱は、城だけでなく名古屋の街の象徴にもなっています。
観光パンフレットや名古屋市のホームページなどでも確認できますが、それだけ名古屋のイメージとして金の鯱があります。
大小天守と櫓、門、御殿などの一部は昭和戦前期まで残存していたが名古屋大空襲(1945年)によって大規模な焼失が発生して壊滅的な被害が発生しました。
戦後に天守などが外観復元されることになり、現在城跡は名城公園として整備され利用されています。
市民が昼食を取るなど憩いの場になっているだけでなく、貴重な動植物が生息している場所として、学者が注目しています。
なおスカイビュートレインが開通する以前には、動物園と植物園との間におとぎ列車や本格的な懸垂式モノレール(東山公園モノレール)が走っていたと知られています。
名古屋城の象徴として知られている金の鯱は、城を作る計画が持ち上がった最初から存在していました。
ですが、藩財政が悪化すると純金度を下げることになり、最後の方には濁った状態にまでなったと言います。
それをカモフラージュする目的で金網が取り付けられていたと確認されています。
8.白鳥公園
名古屋市を代表する公園のひとつで、桜の名所としても知られているのが白鳥公園です。
駅から近いということもあり、市民だけでなく県内外からも春の桜シーズになると訪れる人が増えるほどの人気スポットです。
1989年(平成元年)には、世界デザイン博覧会の白鳥会場として使用されたことも記憶に新しい出来事です。
公園の北端には名古屋国際会議場があり、中央付近にはオアシス広場が置かれて、「創造の柱」が設置されています。
ここでは時折ミニコンサートなどが開かれるなど、シンボルとして利用されています。
南端にはかつての貯木場の痕跡を残す太夫堀があり、中部森林管理局名古屋事務所などが隣接されています。
堀川を挟んだ対岸にある熱田神宮公園とは熱田記念橋(人道橋)で繋がれており、熱田球場などと連絡しています。
さらに、南側には御陵橋(人道橋)があり、白鳥公園(旗屋町公園・白鳥町古墳公園)などにも行けるようになっているなど他の施設と併設されている状況が理解できます。
1989年の世界デザイン博覧会時、1992年の国際会議場増築時などに順次整備され、太夫堀とともに親水公園としての機能をもっています。
また、堀川の遊覧船が楽しめるように船乗り場としても活用できるよう工夫されていることでも知られており、この技術に関しては世界各国から調査目的で訪れるほどです。
関連記事
「日本の観光スポット」人気記事ランキング↓
関東地方ランキング
鎌倉の観光スポット8選
横浜の観光スポット9選
箱根の観光スポット9選
近畿地方ランキング
奈良の観光スポット10選
神戸の観光スポット10選
中部地方ランキング
名古屋の観光スポット8選
熱海の観光スポット12選
伊豆の観光スポット10選
中国地方ランキング
岡山の観光スポット12選
広島の観光スポット11選
九州地方ランキング
長崎の観光スポット13選
鹿児島の観光スポット10選
熊本の観光スポット10選
福岡の観光スポット10選
沖縄ランキング
沖縄の観光スポット13選